レ・ミゼラブル読書日記2

 世界が羨むような若さと一つの恋を孕んだ四重奏。そう、ファンチーヌは目覚めた恋の只中にあるのだ。
 一巻三章四節は若者達によるピクニックの様子が事細かに記載してある。
 ファンチーヌの心は既に決まっているようだ。
 遊びの輪に交ざって八人全員で楽しむ事よりも、意中の相手のことを気にしている様子が良く伝わってくる。
 読者はファンチーヌの好意を知っている。だから、登場人物は直接的な言葉を用いる必要はないということか。

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