翼なき自由への憧憬

 ここはまるで砂漠だ。
 もう何年こんな生活をしているのだろう。
 友達も過去にはいたが、皆あの人に取り上げられた。
 僕にあるのは、この黒くて大きな四本脚だけ。
 お前のことは嫌いだ。だけどお前が歌っている間だけ、僕は自由でどこまでも飛んで行けた。
 飛ぶための燃料はこと欠かない、あの人から毎日補給されるから。
 もしも翼があったなら、ここから旅へ行けたのに。
 ただここで飛び上がるだけのロケットに、行ける場所など無いのだ。

 AIからのお題「鍵盤、砂漠、ロケット」
 タイトルはAIからの提案。

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