レ・ミゼラブル読書日記3

 自由で愚かな猫たちによって王朝は再びもたらされた。
 一巻三章五節は復権した王朝と下層民についての説明である。
 フランス革命で何が起きたのかを承知していれば、下層民を侮る事は間違いだと容易に理解できる。
 彼らは祖国のためならば古代ギリシア人のように戦場へと赴くだろう。
 護るべきものがある。矜持がある。人がいる。戦争ほど無意味なものはないだろう。しかし、戦いによってしか護れないものはある。きっとそれは正しい。

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