レ・ミゼラブル読書日記4

 自身が思っているより自分は賢くない。
 一巻三章六節はフェヴァリットの本心について書かれている。
 フェヴァリットは遊びと割り切り、金持ちで大嫌いなブラシュベルと付き合っているのだ。そしてブラシュヴェルと意中の若者芸術家との間で、ユーウツな自分に酔いしれている。実に滑稽である。
 流行りを好み夢見がち、時代と国は変わっても不変的な女性が持つ気質なのかもしれない。
 恐らくファンチーヌとの対比になっているのだろう。

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