二百文字作文 唐揚げ その店は特性ラーメンが有名だった。が彼は唐揚げこそ最高のメニューだと確信していた。 香ばしく鼻腔をくすぐる揚立てを、ザクリと噛めば溢れ出す、肉の旨味にニンニク生姜と醤油の香り。 肉を噛むたび香りは五千万個もの嗅神経を刺激し脳内を駆け回り、至... 2024.07.09 二百文字作文
二百文字作文 怠け癖への鞭 七月の始まりに、四月始まりの卓上カレンダーを買った。てっきり一月始まりしかないものと思っていたので、少し感心してしまった。 どうしてこの時期にそんな物を欲しいと思ったのか、それは、自分を律するための外部装置が必要だと考えたからだ。 私の性格... 2024.07.03 二百文字作文雑記
二百文字作文 強欲 人は誰もが飢えている。 もっと、もっと、もっと。 俺が、私が、飢えている。 お前は、あなたは、足りている。 もっと、もっと、それが欲しい。 吐いては捨てて、掃いては捨てる。 足りないモノを捨てながら、もっと、もっと、と手を伸ばす。 欲したモ... 2024.07.02 二百文字作文雑記
二百文字作文 走り出さねば。 先月の目標はサボりにサボり散々たる結果である。 言い訳はしない。が、自身のパーソナリティを知り、臨床心理学への興味も落ち着いたので、結果としてはよかったと思う。今後の対策として、卓上カレンダーを買う予定である。 テーマとは疑問を投げかけるこ... 2024.07.01 二百文字作文雑記
二百文字作文 慣れたが熟(な)れない 文章を二百文字に収める練習を始めて三ヶ月は経っただろうか。この方法に出会ってすぐの頃は、文字数を丁度に収めることに苦労していた。 現在でも一文字二文字合わせるために、小癪な方法を取ってしまっている。例えば句読点でのかさ増しである。 上達のた... 2024.06.25 二百文字作文雑記
二百文字作文 略奪者 人類の生み出したもので最も偉大なものとは何だろうか。結論を言うならば破壊だろう。人類史は破壊から始まり、そして破壊で終わるのだ。 生み出すことに目を向けなかった結果、人類は自然に破壊されるだろう。 人類は様々なものを作り文明を築き上げたと言... 2024.06.25 二百文字作文雑記
二百文字作文 HELLO WORLD さて何を書こうか。 今月の投稿目標は月の半分だとか先月書いた気がする。 臨床心理学とパーソナリティについて勉強していたら、ほとんど何も書かずに下旬になってしまった。 とはいえ、人生の大問であるパーソナリティを掴めたので良しとしよう。 恐らく... 2024.06.20 二百文字作文雑記
二百文字作文 無自覚な反社会性 報酬への関心の低さと調和性の低さが合わさることで、一見すると向社会的で善人のように映る。 調和性が低いことにより、多数派に対して反発や敵意を向けやすくなるのだ。故に第三者から見ると、まるで性格が変わったように映るのかもしれない。少数派に対し... 2024.06.19 二百文字作文自己紹介雑記
二百文字作文 裡に住むもの 一見すると無秩序で煩雑とした部家の片隅に、ジャン・バルジャンのように丸まって震える生き物が寝ていた。 それは知識で武装し、心は本の壁で覆われていた。 裡の世界は広く深く、何処までも優しく正しかった。それだけでよかった。 興味がないのだ。外に... 2024.06.12 二百文字作文
二百文字作文 怯えている人 彼はいつも「基準が分からない」と思い悩み、最初の一歩を踏み出すことに躊躇している。何事においても彼自身が納得できなければ先には進めないのだ。 物語を書こうと決めたときもそうだ。起承転結や序破急などの決まり事すら納得できないでいる。 何も思い... 2024.06.09 二百文字作文