二百文字作文

略奪者

人類の生み出したもので最も偉大なものとは何だろうか。結論を言うならば破壊だろう。人類史は破壊から始まり、そして破壊で終わるのだ。 生み出すことに目を向けなかった結果、人類は自然に破壊されるだろう。 人類は様々なものを作り文明を築き上げたと言...
二百文字作文

HELLO WORLD

さて何を書こうか。 今月の投稿目標は月の半分だとか先月書いた気がする。 臨床心理学とパーソナリティについて勉強していたら、ほとんど何も書かずに下旬になってしまった。 とはいえ、人生の大問であるパーソナリティを掴めたので良しとしよう。 恐らく...
二百文字作文

無自覚な反社会性

報酬への関心の低さと調和性の低さが合わさることで、一見すると向社会的で善人のように映る。 調和性が低いことにより、多数派に対して反発や敵意を向けやすくなるのだ。故に第三者から見ると、まるで性格が変わったように映るのかもしれない。少数派に対し...
二百文字作文

裡に住むもの

一見すると無秩序で煩雑とした部家の片隅に、ジャン・バルジャンのように丸まって震える生き物が寝ていた。 それは知識で武装し、心は本の壁で覆われていた。 裡の世界は広く深く、何処までも優しく正しかった。それだけでよかった。 興味がないのだ。外に...
二百文字作文

怯えている人

彼はいつも「基準が分からない」と思い悩み、最初の一歩を踏み出すことに躊躇している。何事においても彼自身が納得できなければ先には進めないのだ。 物語を書こうと決めたときもそうだ。起承転結や序破急などの決まり事すら納得できないでいる。 何も思い...
自己紹介

自己紹介

雑記ブログを開設するにあたり、自己紹介をしておこうと思います。 読者諸君は興味がないかもしれないけれど、ブログ名にある「昌夭屰(しょうようげき)」という名前の由来から説明しよう。 実は本名を「昌幸」と言うのですが、「どうにもブログ名に本名を...
二百文字作文

豊かさとは

「もったいない」という言葉を最後に言ったのはいつだろうか。 近年、物は大事にするのではなく消費へと変わった。 豊かさとは消費する事なのだろうか。ただ消費する事は豊かさなのだろうか。果たして「もったいない」は貧しさなのだろうか。私は違うと思う...
二百文字作文

六月の目標

今月末でサーバーの契約期間が終わる。さて、どうしたものか。契約した当初に決意をしたが、続けるか不透明だったので三ヶ月を区切りにしたのだ。 実際のところ、書いたものを公開することを目的にしたお陰か、思いのほか書こうという気持ちが湧いてきたよう...
レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル読書日記5

求めるべきは時を埋める為の早さではなく、余裕を持つことである。 一巻三章七節はトロミエスのユーモアとと演説である。 自身の知識や哲学を高らかに謳い、美を形容するかのように無知を比喩する。そして自分は一種の幻影なのだと仄めかすのだ。 彼は頭と...
レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル読書日記4

自身が思っているより自分は賢くない。 一巻三章六節はフェヴァリットの本心について書かれている。 フェヴァリットは遊びと割り切り、金持ちで大嫌いなブラシュベルと付き合っているのだ。そしてブラシュヴェルと意中の若者芸術家との間で、ユーウツな自分...